母の血糖値が高いので最近ロカボについて勉強しています。
・ロカボとは
山田悟医師が提唱されている食事法で、ケトン体が出ない程度の緩やかな糖質制限の事です。
具体的には1食あたりの糖質を20~40g、おやつとして10g、1日合計70~130gの範囲に糖質を制限します。ご飯を70g(約半膳)装い、おかずをしっかり食べればだいたい40gになります。
・これまでの糖質ゼロダイエットやケトン体ダイエットと何処が違うのか。
1食あたり糖質を20~40g摂取する事により、ケトン体が出るような極端な低血糖を避けます。
・ケトン体が出るといけないのか。
ケトン体が出るような極端な糖質制限を行うと、血管内皮細胞の機能が低下するというデータがあります(大丈夫という説も有り)。だから安全が立証されるまでの間、極端な糖質制限は避けた方が無難と山田医師は主張されています。
・どんなメリットがあるのか。
野菜にも糖質はあります。そのため糖質ゼロダイエットやケトン体ダイエットはメニューがかなり限られてしまいます。しかしロカボの基準ですと、主食を半分にする程度で楽にクリア出来ます。
・怖い食後高血糖
本当に怖いのは食後高血糖です。食後高血糖は病院の検査ではわかりません。そのため本人が自覚のないまま糖尿病が進んでしまいます。
血糖値が大きく上下すると脳細胞が死に、痴呆症になります。
インシュリンの分泌能力は年齢とともに衰えます。そのため中年になって若い頃と同じようにご飯やラーメンを食べると食後に急激に血糖値が上がり、食後高血糖になります。
・日本人は糖尿病になりやすい
日本人は西洋人と違いインシュリンの分泌能力が低いそうです。そのため肥らなくても糖尿病になります。
・1週間続けて見て
1年ほど前、ケトン体ダイエットに挑戦した事がありました。
その時は結構大変でした。
主食をゼロにするので、その分、おかずをたくさん食べねばなりません。しかし家族で自分だけおかずを3倍にしてくれとも言えず^^;、結果カロリー不足に苦しみました。
ケトン体ダイエットは一人暮らしか、家族全員で行わないと無理ですね。
それに比べロカボはご飯を半膳にするだけですので比較的楽です。
ただ、私は1日に10~15キロ歩くのですが、おかずの量を増やしてもやはり途中で低血糖になり、ケトン体が出て来てしまうようです(体臭が変わるので分かります)。
運動の前にご飯を1膳くらい食べて行った方がいいのか(10キロ歩けば1膳分くらいのカロリーは消費します)、ココナッツオイル又はプロテインを摂ればいいのか、悩んでいます。